仕事も住むところもないよ~
・住むところがある仕事を見つけたい
・お金も住むないから前借りしたい
・でもなかなか住むところがある求人広告ってないんだよね
と、お悩みではないですか?
たしかに、仕事探しだけならそんなにむずかしくはないのですが…「住むところがある仕事」となってくると、ちょっと難しいですよね。
とはいえ、無職でホームレスに近い状態であれば、なんとかして仕事と住むところをなるべく早く見つけたい所。
そこで本日は、私が過去に仕事と住むところを失ってから、10日間で立ち直った体験談を紹介していきますね。
突然の倒産
倒産、というより社長の夜逃げです。
私の過去の体験ですが、土木関係の仕事についていました。
20代前半ぐらいの頃です。
その会社は、社長と社長の友人と私の3人の小さな会社です。
土木関係の仕事をしている人はわかると思いますが、仕事が忙しい時期というのは3月いっぱいまで、4月になってくるとほとんど仕事がなくなってしまいます。
それが大体9月半ばぐらいまで続く感じかな・・・。
なので、できるだけ工期の長い現場にありつけると、4月になってからでも仕事があるため、その辺を見ながら仕事を受注するのですが・・・
その年は、4月になるとピタッと仕事が止まってしまい、その期間がだらだら続くような収入にならない何ともいえない状況でした。
「来週には仕事を見つけるから」
なんて感じで社長が言うのですが、探してきた仕事も週に1回とか2回ぐらいの単発も仕事…これでは食ってくのがやっとで、とてもではないですが、貯金などはできない感じ。
幸いにも会社が用意してくれたアパートに住んでいるため、家賃などの心配はなかったのですが、それにしても、週に一度二度しか働いてないのであれば、全然楽しくないですよね。
そんな感じのだらだらした期間が4月から9月まで続いていました。
「9月になったら何とかなるだろう。」
毎年9月になると、旦那の仕事が増えてくることがわかっていたので、私も楽観的に考えていましたし、多分社長もそんな感じだったと思います。
しかしながら、9月になってもほとんど仕事がない・・・。
「う~ん、今年の仕事の動きは鈍いな」
なんて感じで、それでも楽観的に考えていました。
しかしながら10月のある日、といっても大切な給料日の前日に突然社長と連絡が取れなくなってしまったのです。
で、社長の友人であるもう1人の従業員と連絡を取ってみても、社長の行方は何もわからない状態。
取引先へや共通の知り合い等を通シテ聞いてみたのですが、「社長はどこにいるかわからない」といった返事返ってくるだけで、掴みどころが取れなくなってしまいました。
「まさかこんなことになるとは・・・」
会社が倒産してしまって社長が夜逃げしてしまう…なんてことは、テレビなどではたまに見かけることですが、現実に自分がそんな目に遭うなんて思いもしませんよね。
突然の出来事!
一晩にして私の状況は、
・金なし(給料日前日に社長が夜逃げ)
・仕事なし(もちろん会社は倒産)
・住むところなし(会社の借りているアパートに住んでいたため)
といった悲惨な状況に追い込まれてしまいました。
仕事を探す日々
自分が今へ置かれている状況をやっと理解した私達(私と社長の友人)は、すぐにアパートを出て行くことを決意しました。
理由は簡単で、そこに住み続けていることで家賃が発生する可能性が出てきたからです。
今までも家賃は取られていたのですが、だいたい相場の3割程度。
私と社長の友人の2人で1部屋を借りて住んでいる状況でしたので、2人合わせても家賃の相場の6割ほどしか払ってない状態でした。
なので、社長が夜逃げしていなくなってしまった、ということで、
・家賃の支払いを求められる可能性が出てくる
・その時に家賃を滞納している可能性もある
・「出て行け」といつ言われてもおかしくない状態
なので、先手を打ってアパートを出て行くことに。
こちら側も被害者なのでポストには、確か、「給料を振り込んでください」と言った内容の紙を入れておいた記憶があります。
これはもちろんアパートの家主に対する自己防衛ですね。
たとえこの紙をアパートの家主が見たとしても、家賃をこちら側に取り立てに来る可能性はなるべく低くするためにこういった内容のことを紙に書いて入れておきました。
要するに、
「給料払ってもらってないからお金がない」
といったアピールです。
とはいえ、その日から
・仕事なし
・お金なし
・住むところなし
の状態になってしまったことはたしか。
早急に何とかしなければなりません。
幸い、車を持っていましたので、しばらくは車の中で寝泊まりすることに。
といっても10月ですので、ぼやぼやしていると寒い季節がやってきますので、車の中で生活するにも限度があることはわかっていました。
「なるべく早く済むところと仕事を見つけないと…」
といっても、給料日前に社長がいなくなってしまったので手持ちのお金もほんのわずかしかありません。
なので、とりあえずは手持ちの現金を増やすことに。
コンビニやスーパーなどに置いてある求人情報誌や、漫画喫茶のネットを利用して求人情報などをあたってみて「日払い OK」の仕事を探すことに決めました。
幸いにも「日払 OK」のお仕事に関してはすぐ見つかりました。
なので数日間は、日払いの仕事に行きながら、夜は車で寝泊まりしたり24時間営業の温泉などを利用してしのいでいました。
とはいえ、こんな生活はいつまでも続けることはできませんよね。
本格的な冬がやってくる前に、住むところと仕事の両方を見つけなければいけません。
そんな時に、コンビニやスーパーにおいてある求人情報誌のうちの一つに「工場勤務、寮あり、即日入居OK」といった求人内容の仕事を見つけることができました。
「これで冬が越せるかも、もうホームレスになる心配はしなくてもいい。」
早速、電話してみることに…
面接
連絡してみるとそこは派遣会社でした。
派遣会社を通して工場勤務の仕事をすることで、給料はもちろん出ますし、そして、派遣会社が用意してくれるアパートにも住むことが可能とのこと。
詳しくは、面接をしているのでオフィスまで来てください。
とのことですので、派遣会社のオフィスまで出向くことに…
派遣会社のオフィスでは、簡単な面接があったのですが、そこでいろいろなことを相談してみました。
具体的に言うと
・社長が夜逃げして仕事がない
・給料日前の出来事だったのでお金もない
・冬が来る前になるべく早く済むところを確保したい
といったようなことを派遣会社のオフィスで相談した記憶があります。
そしたら、派遣会社の方では、
・寮つきの仕事は沢山あるので心配しなくてもいい
・前借り制度もあるので、こういったものを利用してもらっても大丈夫
・仕事はすぐに用意できる
・あとは工場見学と面接だけ
・たとえ一つの工場で不採用になっても仕事は多数あるので、心配する必要はない
といったような回答をいただきました。
この時点でとりあえず一安心。
それからはなるべく早く仕事を決めたいので、早速工場見学に行くことに…
仕事内容は、工場内での部品の組み立てでした。
それまで土木しか経験したことのなかった私から見てみてみたら、天気に左右されない、屋根のある冷暖房設備がちゃんとした施設の中で働けることはとてもありがたかった。記憶があります。
だってそうでしょ。
土木工事であれば、夏は暑いし冬は寒い・・・。
その点、工場勤務であれば、台風や大雨、雪などで仕事が簡単にキャンセルになってしまうようなこともないですかね。
そして、一番よかったと思うのは「季節によって仕事の量が変わらないこと」
もちろん、忙しい時期と暇な時期があったり、残業するようなことも事前に言われていたのですが、土木関係の仕事みたいに、4月が終わったら仕事がなくなってしまう・・・といったような状況にはなる可能性がとても低いということでした。
となってくると仕事も安定していますので、給料も安定してきますね。
もっと早くこういった仕事にありつけたらよかった…。
その後
派遣会社を通して仕事を始めた最初の頃は、制服や生活に必要なものを揃えたり、前借りをしたり…って感じでなかなか給料を貯金に回すこともできませんでしたが、三ヶ月もした頃にはちゃんと給料からわずかですが貯金もできるようになってきて生活も大分安定してきました。
今、派遣会社の求人情報を調べてみたのですが、ものすごく良い待遇ですね。
ちょっとだけ具体例をあげると、
・寮費無料(即日入居OK)
・入社祝い金制度あり
・前借り制度あり
・○ヶ月ごとに慰労金○万円
・時給1700円
などなど・・・。
住むところがある仕事を探しているのであれば、派遣会社を通して仕事を決めてしまう、というのも一つの手だと思います。
仕事もない、住むところもない…のであればやはり生活が不安定になってしまいますので、心もすさんで鬱になってしまいがち・・・。
住むところがある仕事を手っ取り早く見つけたいのであれば、派遣会社が一番おおすすめ。
工場見学と入社日さえタイミングよく行けば一週間くらいで仕事を見つけることができあmす。
その後のことや将来のことを考えるのは、そういった生活の基盤ができてからがいいと思います。
そのほうが落ち着いて考えることができるので、今の不安定な状態よりも遥かに良いアイデアが思い浮かびますよ。
なのでまずは、生活を安定させるためになるべくはやく住むところと仕事の両方を見つけてくださいね。
あなたの成功をお祈りします。